あそびーのマガジン

記事内の住所は、取材当時のものです。


 特集
asovino magazine
特集 「懐かし手作り」の冬里

モノ作り・味作りをする手には、優しさとたくましさがこもっています。
写真 「北陸の冬と言えば、雪。遠く夢うつつに雷の音を聞いた翌朝は、外一面の雪化粧、ということも珍しいことではない。空気がたっぷり湿り気を帯びたこの時期、清水町では古くから農家の副業として「菅笠」が作られてきた。
一方、フクイ有数の米どころで県内随一の大豆産地でもある坂井町では、豊かな穀物の実りを生かして、生まじめな手作りで豆腐や味噌・醤油など「豆の味わい」を誕生させている。寒い晩にアツアツの湯豆腐とくれば、大地の滋養でしみじみとあったまる。
どちらも、土地で育った自然素材、それを生かす知恵とこまやかな技がひそんだ「飾り気のなさ」に心惹かれるものがある。
長い冬をゆっくりのんびりと、春の訪れを待つ里人の
“手作りごころ”を覗いてみよう。
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「笠の女」が集って伝統の菅笠つくり
「笠の女」が集まって伝統の菅笠つくり 越前菅笠を守る会
(清水町杉谷越前菅笠の郷)
大地の恵みと愛情100%の大豆加工
大豆の恵みと愛情100%の大豆加工 「とうふ工房」「みそ工房」
道の駅さかい/いねす
(坂井町地域交流センター)
菅笠も大豆加工も、どちらも素材作りから販売まで全て地元の人々が行っていて、豊かな里の土の香りと、作り手の顔を感じるもの。
暮らしに根付いたモノ作りと味作りには、特に女性が大活躍。フクイのおっかさん達の手のぬくもりが、じんわりと伝わってくる。

さあ、手づくりに和気あいあいといそしむ冬里へ、
その笑顔に出遇いに行こう。


越前菅笠の郷を訪ねる 大豆の里とうふ工房へ
▼そのまえに、よもやま話へ ▼その前に、マメ知識へ

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image ■菅笠よもやま話■ image
●夏は涼しく、雨は通さず、便利な菅笠。

菅笠は、カサスゲ(カヤツリグサ科スゲ属の多年草)と竹骨を材料として縫い綴った「縫い笠」だ。スゲ(菅)素材は水を含むので雨を通さず、草の葉なので熱を通さず、しかも軽い。雨具と日除けの両用として重宝された。
古くは高貴な人の外出時などに使用していたと思われるが、江戸時代には武士から庶民までに行き渡り、道中笠や大名行列用・お伊勢参り用など、様々な形ができあがった。ことに農作業にはなくてはならないものだった。
●由緒ある菅の笠縫い。

その歴史は古く、「笠縫」の語が記紀に登場し、万葉集の中にも詠われている。平安時代から続く京都の神社の祭礼や伊勢神宮の20年毎の遷宮の儀式には、現在でも菅笠が用いられるなど、1200年以上も前から用いられてきた古式ゆかしき存在だ。

−王の御座に縫える有間菅 ありつつ見れど事なき吾妹(万葉集より)−

スゲは世界で2000種程、日本でも200種以上が自生している。古代日本では“田の神の宿る神聖な植物”と見なされ、「菅(スゲ)」と「清(スガ)」に通じるといわれる。万葉集にも萩・葦の次に多く登場し、日本文化の上でも親しまれた植物だ。
●菅笠づくりのルーツは。

奈良県に「笠縫」という集落があり、大和笠縫いが笠作りの元祖といわれ、その後全国に広まった。近世、加賀前田藩が菅笠生産に力を入れ、特に富山や石川では大量に作られた。
全国的な菅笠産業は明治時代が最盛期。文明開化が浸透するとやがて道中笠の出番は減り、大正期のハイカラさんの流れで農村部でもそれほど使われなくなった。
戦後、農作業の機械化とともに農民の服装が一変してからは、菅笠づくりはもっぱら芸能や工芸の用が中心となっている。現在では富山県福岡町等での生産が盛んだ。
●農家を支えた越前の菅笠づくり

越前での菅笠づくりは、元々武士の家の内職として盛んだった加賀笠の技法が伝わったものらしい。江戸時代より、現在の清水町(杉谷・三留・小羽・風巻・上天下・下天下・田尻栃谷)・福井市(下江守・久喜津・福・種池)で農家の副業として盛んに取り組まれ、仲買人によって全国に出荷されていった。昭和14年にはおよそ14万蓋(がい:菅笠独特の数え方)の生産数を見、ハワイや南洋諸島への輸出の記録もある。
農閑期に行われる菅笠づくりは冬季の大きな収入の力。越前の菅笠は優良な品質で知られ、その納品を約束にお金を借りることも出来た程だ。産業としては時代とともに衰えたが、現在では清水町杉谷の「越前菅笠を守る会」が、地元の伝統工芸を残そうと笠作りの技法を伝承している。
image 現代では、時代の流れとともに日常からは姿を消したけど、清水町では伝統のシンボルとして愛され、大きな菅笠のモニュメントが道行く人を迎えてくれる。毎年6月中旬には「清水すげ笠マラソン大会」が、10月下旬にはすげ笠音頭民謡パレードをメインとする「清水町こべんたまつり」が催され、菅笠の町の人情でもてなしてくれる。
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image ■豆腐のマメ知識■ image
●日本の伝統食品から世界の健康食へ。

日本人の食卓に馴染み深く、“畑の肉”大豆の滋養をたっぷり含んだお豆腐。生活習慣病を予防する「食べるクスリ」として欧米でもブームになり、いまや世界の「TOFU」となっている。
もともと中国から日本へと奈良時代に伝わったもので、江戸時代には庶民の食卓に人気を呼び、日本料理のシンボルのような食材。淡白ながらどんな味にも馴染み、醤油を垂らせば即、大豆の恵み100%の味わいだ。
 
 
 
 
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●古くて新しい健康・美容・長寿食品。

豆腐の唯一の原料である大豆は植物性タンパク質の宝庫。脂肪も良質な不飽和脂肪酸が多く(タンパク質約35〜45%、脂質18〜26%)、人の三大栄養素のタンパク質・糖質(炭水化物)・脂質の内の2つを豊富に持つ大豆は、米を主食とする日本人の食文化では古来重要な存在だ。
最近は栄養研究が進むにつれ、身近で多彩な機能性食品として脚光を浴びている。癌・高血圧・動脈硬化・心臓病・糖尿病・肥満などの発症抑制や回復、また健康の維持に有効な機能が続々と明らかになってきた。各種ビタミンやミネラル、なかでも鉄分・ビタミンB1・ビタミンEが多く含まれ、美容やダイエットでも大活躍している。
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●大豆のいいとこどり、豆腐のやさしさ。

栄養の優等生である大豆も、そのままではあまり胃腸にやさしくない。豆腐なら、豆の組織を十分に砕き、消化性の良くない繊維質をおからとして取り出してあるので、栄養吸収率が90%以上と抜群に高まる。水分も多いが、木綿豆腐1丁分(約300g)のタンパク質(約20g)は、豚肉ならソテー用1枚、卵なら3個半に相当する。木綿豆腐の場合、豆乳の成分中から水とともに若干の水溶性ビタミンを失うが、その分タンパク質の割合が多い。
大豆のよいところをそのまま口どけよく食せるから、ヘルシーなわけだ。精進料理として食していた僧侶や、多く摂っていた地方に長寿者が多いことから、長寿食ともいわれてきた。
●まさに畑の肉、優れた大豆の基礎栄養

大豆のタンパクと脂肪は質の面でも良質な上、血圧やコレステロールを下げる働きをもつスグレモノ。動脈硬化を始め生活習慣病が気になる方におすすめだ。
大豆タンパク質では、人間が体内で作ることが出来ず植物から取らなければならない「必須アミノ酸」8種類の量とバランスで、動物性タンパク質にひけをとらない。
脂質で、大部分がコレステロールをもともと含まない不飽和脂肪酸である上、リノール酸・リノレン酸の比率が高くコレステロールの血管への沈着を防ぐ、体によい脂肪分だ。
飽和脂肪酸が多い肉類にくらべて低脂肪・低エネルギーで、酸化を防ぐ成分も同時に含まれているとくればなおさらだ。
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優秀な栄養の割に低カロリーなお豆腐は、美容やダイエットでも大モテだ。体内機能を調節し健康を増進してれる微量成分のはたらきが、最近ますます明らかになってきた。これまであまり知られていなかった体によい成分が発見され「機能性食品」として新しい光を浴びている。
現代人の悩みにこたえます、近頃話題の成分
▼女性の味方、若さを保つ成分
・イソフラボン:女性ホルモンに似たはたらきをし、骨粗しょう病や婦人病にも威力を発揮。女性の若さと健康と美容を守る。

▼血管のそうじ屋さんもいっぱい
・レシチン:脂肪を燃やし高脂血病を予防してくれる。強い乳化作用が血管内のコレステロールを溶かしたり固まらないようにして血流の流れを良くする。その脂肪代謝機能で脂肪肝臓予防にもつながる。大酒飲みの方には朗報かも。
・グリシニン:(大豆タンパク成分)にもコレステロール値を下げるはたらきがある。ペプチドには血圧上昇を抑える効果も。

▼生活習慣病や老化防止に総合効果
・サポニン:健康増進の多様な機能で注目株。活性酸素の攻撃を抑え、また脂肪の蓄積を防ぐ・血管内の脂肪をきれいにする・血栓を予防する等々の働き者。
老化のもとになる脂肪酸の酸化を防ぐ働きや、ブドウ糖が中性脂肪に変化するのを抑える他、腸を刺激し便通をよくする女性に嬉しい働きもある。 癌やエイズの抑制効果など今後の研究にも期待が高い。
▼アタマの働きにも効く
・レシチンとコリン:記憶力や集中力をアップし、物忘れなど脳の老化やボケ予防等に効果がある。
コリンは、レシチンが腸内で分解されたもの。レシチン自体は脳の神経細胞の材料となり、コリンは「アセチルコリン」という情報伝達物質に変わる。

▼美容、ストレス、快適ライフリズムに
・ビタミン類:血行をよくして美肌づくり、また肩こり・腰痛、活性酸素や脂肪の酸化を抑えるビタミンE、皮膚や胃腸を健康に保つビタミンB1・B2、ナイアシン等が含まれる。
・ミネラル類(カルシウム・マグネシウム・鉄分等):体の調子を整える。カルシウム不足はイライラを招くといわれれるが、豆腐の良質タンパク質によって吸収が進みマグネシウムとともに丈夫な骨を作る。
・その他:糖尿病の治療や予防に期待されるトリプシンインヒピタ(トリプシン阻害因子)、腸内の善玉菌・ビフィズス菌を増やすオリゴ糖がある。

▼おからは食物繊維の宝庫
・食物繊維:便通をよくする他、高コレステロールや肥満を予防する働きがある。大豆の皮や胚芽にある微量成分も含んでいる。
image みずみずしいお豆腐は、現代人の体をますますみずみずしくする。他の食材との相性も抜群で、江戸時代から「豆腐百珍」なるレシピ本も爆発的な人気を呼んできたなど、食し方は今も昔もさまざま。
美味しいフクイの豆腐をGETして、ぜひ長生きしてください!
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「越前水仙は、海に身を投げた美しい娘の化身」という哀れな伝説は、
この花のもつ雰囲気から生まれたのでしょうか。
越廼村から、荒れる日本海に向かい、淡く可憐な花を咲かせる
▼▽▼  「越前水仙」をプレゼント!  ▼▽▼
このプレゼントの募集期間は終了しました。
「越前水仙」とは、越前海岸に咲く日本水仙の総称。越廼村居倉地区が発祥地で、日本三大群生地の一つとして広く知られています。冬が訪れるころ、水仙たちは寒さから身を守るように寄り添いながら、海岸風景を白く清々と包み込みます。今月は越廼村から清楚な姿と甘い香りの「越前水仙」をアンケートにお答えいただいた方10名様にプレゼントします。


【アンケート】
(1) 越廼村についてお聞きします
  越廼村と聞いて思い浮かぶものがありますか
  ア はい イ いいえ  
  [          ] [          ] [          ]
(2) 越廼村を訪れたことがありますか
  ア はい イ いいえ  
(3) (2)でアとお答えになられた方にお聞きします
越廼村で印象に残った場所・食べ物・イベントは何ですか
 [                         ]
(4) このホームページについてどう思われますか。
  ア 満足/役に立つ情報が多い イ まあまあ満足 ウ 不満/役に立つ情報が少ない
(5) (4)でウとお答えになられた方にお聞きします
  どういった点がご不満でしょうか
[                         ]

応募方法
 葉書またはメールに次の事項を明記してご応募ください。
 (1)郵便番号
 (2)住所
 (3)氏名
 (4)職業
 (5)年齢
 (6)電話番号
 (7)プレゼント名 「越廼村の越前水仙プレゼント」
 (8)アンケートの答え


※応募者多数の場合は抽選となります。

○宛先
 ▼お葉書の場合
 〒910-0018 福井県福井市田原1丁目13番6号 フェニックスプラザF4
 福井坂井地区広域市町村圏事務組合
   「越廼村の越前水仙プレゼント係」まで
 ▼メールの場合
 件名を「越廼村の越前水仙プレゼント係」としてFukui@asovino.netへ送信してください。

○締切
 平成14年12月31日 ※葉書の場合当日消印有効

○発表
当選者への発送をもって発表にかえさせていただきます。(1月中旬発送予定)
 

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