北前船交易が盛んだった頃、三国湊町には全国から様々な文化が入ってきました。その頃上方ではやっていた俳諧(はいかい、俳句を詠むこと)もその一つ。
三国湊町の日和山(ひよりやま)に建つ「金鳳寺(きんぽうじ)」では、豪商などの有力商人たちが俳諧を楽しむため吟社(俳句を楽しむ団体)をつくり、御堂などから船の往来や風景を眺めながら句会を催していました。
日和山吟社については、旧岸名家の2階にゆかりの品々が展示されています。
また、日和山金鳳寺そばには、第1回芥川賞候補になった昭和を代表する作家「高見順」の生家があります。
ちなみに、「日和山」という地名は全国各地にあり、港近くにある高台で船の行き来や天気を眺めていたところだそうです。
三国湊町の「出村」といわれる辺りは、昔花街があったところ。昔の豪商など有力商人たちが毎夜お座敷遊びをしていたといわれ、昭和初期の若旦那衆の写真は、出村にある料亭で見ることができます。
また、お座敷で奏でられていた三味線の音色は今でも聞くことができます。
三國湊座前にある店では、店内で三味線の音色や小唄を聞きながらお茶を飲むことができ、三味線の体験もできます。 |
湊町の中で少し高い場所にある日和山金鳳寺
高見順の生家は湊町の片隅に
ひっそりと佇んでいます
今なお往時の面影を色濃く残す「出村」の町並み
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