あそびーのマガジン vol.62
海の神様、雄島を探検

東尋坊の沖合いに浮かぶ「雄島」は、昔から海の神様の島として崇められ、今でもうっそうとした自然林で覆われている神秘的な島です。
島内には大湊神社と雄島灯台の他には目立った人工物がなく、島を一周する遊歩道をたどってみれば、日本海に浮かぶ小島の自然を満喫できます。
また、対岸の安島地区では、この時期わかめ漁の最盛期を迎えており、港には獲れたてのわかめが天日干しされると、磯の香りに包まれます。

散策コースの見どころ紹介
大湊神社

安島地区周辺の人々は、昔から海からの恵みで生活をしていました。
海での漁は、天候などによる危険をはらんでいて、命を落とすものも数多くいました。


大湊神社は、海での無事を祈願して祀られた神社。
雄島内には本殿、安島地区内には拝殿があります。
今は朱塗りの橋でいつでも渡ることができる雄島ですが、昔は舟で行き来していました。
しかし、悪天候が続くと、何日もの間宮司が島へ渡ることができず、神事を執り行うことができません。
そこで、神事の実務的なことをする拝殿を陸地側に設けたのです。


雄島の入り口にある大きな鳥居をくぐり、急な石段を上がると大湊神社に着きます。
神社からは、対岸の東尋坊が良く見え、神社の下には柱状節理を見るため観光遊覧船がやって来ます。

大湊神社へと続く石段

大湊神社へと続く石段

大湊神社

ひっそりと佇む大湊神社本殿

遊覧船

向こうには東尋坊。神社下まで遊覧船が来ます

瓜割の水

周囲2kmほどの雄島では、清水が湧き出ています。
島の西側、遊歩道から岩場の方へ進んでいくと、「瓜割の水」という清水があります。
この清水は、雄島に降った雨水。
口に含んでみると、後味に塩味を感じます。


岩場の中にあるので、足元には十分気をつけてください。

清水

こんこんと湧き出る清水

柱状節理と板状節理の景色

雄島では板状の岩を多く目にします。
特に島西側から北側にかけてはこの形状の岩が広がっており、岩の凹凸が恐竜の背中のようにも見えます。
一方、島南側の海際では、柱状の岩を見ることができます。


東尋坊の柱状節理は安山岩でできていますが、雄島の柱状・板状節理は流紋岩でできています。
流紋岩は、地表を流れた溶岩が冷え固まってできる岩なので、岩にはその流れの名残の波紋がついています。

板状節理

海辺に広がる板状節理


柱状節理

板状節理とはまったく趣が異なる柱状節理

ヤブニッケイの森

雄島の中央部には自然林が広がっています。
その中でも島東側のヤブニッケイの森は、独特の雰囲気。
薄暗い森の中、幹から伸びる枝は、横へ上へと奇妙に広がり神秘的な景色を作り出しています。


ヤブニッケイの森から北側へ進むと、方位磁石を狂わせる不思議な磁石岩が点在する岩場に出ます。
ここは見晴らしのいいポイントで、越前松島から浜地・波松の砂浜、遠く加賀の海岸線までも見渡せます。

ヤブニッケイ

空を囲い込むように延びるヤブニッケイの枝葉

島の中央島に広がる自然林

島の中央部はうっそうとした自然林が覆っています

磁石岩

海に突き出ている岩々が磁石岩

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ルート説明

朱色の雄島橋を渡り、時計回りに1周すると、約1.2km・約40分。
散策路から外れることなく、足元の岩場に気をつけて、散策してください。


DATA & INFORMATION

観光遊覧船で楽しむ、海からの眺め
東尋坊も雄島も観光遊覧船に乗船して、一味違う眺めを楽しんでみてはいかがでしょう。


雄島の南側の柱状節理は、海から見上げると蜂の巣のようにも見え、東尋坊一の断崖の大池を海から見ると左右から迫ってくる岩の壁に圧倒されます。
また、特集@で紹介した福良の浜辺りも回り、ろうそく岩やライオン岩など、海からしか見えない景色も楽しめます。


※ 波のある日は舟が揺れるので、揺れに弱い方はご注意ください。


遊覧船については、三国観光協会HP

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