自転車の旅は、歩き旅より行動範囲が広がります。 自転車の旅は、車旅よりスピードが遅い分、いろんな景色に気づくことができます。 自転車の旅は、匂いや音、風の心地よさなど、いろんなものを感じることができます。 自転車の旅は、遠くへ行こうとすればするほど、ワクワク感というか、冒険心が高まります。 自転車の旅は、ペダルをこいでいる足だけではなく、全身を使います。 だから、自転車の旅は、おなかが空けばおいしいものをよりおいしく食べることができます。 そして、自転車の旅は、温泉につかれば、より一層、温泉の心地よさを感じることができます。 春本番!暖かくなった湖畔を、歴史ある雰囲気の旧街道を、自転車で巡ってみませんか。 さぁ、さぁ、時速15kmの、自転車の旅に出かけましょう。
全長175mの真っ赤な斜張橋「アイリスブリッジ」は、北潟湖のシンボル。 その橋の南方に「サイクリングパーク」があり、普通自転車・マウンテンバイクをはじめ、ユニークでおもしろい自転車の貸出しもしています。 まずは、ウォーミングアップに、北潟湖南東部を周遊しているサイクリングロード「ハミングロード」を走ってみましょう。 1周3.7kmのコースは、アップダウンがほとんどなく、湖畔の自然を楽しみながら快適に走れます。 また、サイクリングパークでは、手こぎや足こぎのボート貸出しもしており、のんびりと湖上遊覧を楽しむこともできます。
サイクリングパークとアイリスブリッジ
湖上ではボート遊びも楽しめます
旧吉崎道との分岐から延びる旧北陸道の上り坂は、昔「のこぎり坂」と呼ばれた急坂。 今のような道路に改修される前は、のこぎりの歯のような九十九折の坂道で、ここを往来する人々は大変だったそうです。 坂の上の採土場を過ぎ、林の中に入ると、ここからの約1.3kmが往時の街道の雰囲気を最も残す区間になります。 茶屋跡や、石川県(加賀)との国境の石碑(お国境名号塔)があり、未舗装の下り坂は石川県まで続いています。 県境に広がる梨園では、4月の半ばなら、一斉に咲き誇る梨の白い花を見ることができます。
今は杉木立となっている茶屋跡
4月半ば、一斉に花が咲く広大な梨園
【特集1】で紹介した吉崎御坊。 坊舎跡の御山から、北潟湖と大聖寺川が日本海へと流れ込むその間に、島のように見えるのが、「鹿島の森」です。 その森の中には小道があり、上っていくと山頂付近に祠があります。 北潟湖畔沿いには散策路がついていて、北潟湖越しに望む吉崎御坊はいい眺めで、その左には真っ白な白山連邦も見えます。
北潟湖畔に延びる鹿島の森の散策路
春なら桜 今回紹介のサイクリングコース沿いには、いたるところに桜の並木があります。 サイクリング中、皆さんの目を楽しませてくれることでしょう。
【桜の並木があるところ】 ・ハミングロード沿い・観音川から吉崎御坊までの県道沿い ・旧北陸道と旧吉崎道との分岐の手前 ・鹿島の森の下・吉崎御坊の御山 などなど
幻の吉崎鉄道 吉崎御坊へ鉄道を敷設しようと、大正から戦後のかけて、3回もの鉄道敷設計画が吉崎にはありました。 その2回目の計画である、芦原(現えちぜん鉄道あわら湯のまち駅)と吉崎を結ぶ計画の「吉崎鉄道」は、実際に建設工事が行われ、約2kmの路盤が造られました。しかし、諸般の事情によりそれ以上工事が進むことはなく、幻の鉄道となってしまいました。 吉崎御坊の東方、旧吉崎道と県道が交わる交差点が、吉崎停車場の予定地だったところ。 そこから北潟湖方面に進むと、直に左方に農道が分岐し、桜並木を有する築堤になっています。 それが今なお残る、吉崎鉄道の跡。 雑草が生い茂る前の今なら、草むらの中から顔を出す橋台、その後ろにある全長約20mのトンネル、その先の湿地に残る低い築堤と橋台を確認することができます。
桜が植えられている築堤には橋台が残っています
静かに口をあけているトンネル跡
湿地の中に低い築堤と橋台を見ることができます
↑ 地図をクリックするとPDF版の地図データをダウンロードできます。 ↑
移動のみ 約8km、約32分
約3.5km
約14分
約1.0km
約4分
約1.2km
約5分
約1.7km
約7分
約0.5km
約2分
移動のみ 約20km、約1時間半 鹿島の森に立ち寄ると、約22km、約1時間40分
約2.5km
約10分
約0.8km
約3.2km
約5.8km
約24分
約1.0km約4分
約4.3km
約19分
オススメは、サイクリングパークでレンタルできる「マウンテンバイク」。 今回紹介の両コースには未舗装路があることと、健脚向けコースにはアップダウンがあるためです。 自転車をレンタルしたら、まずは試走をしてください。 ブレーキの利きやタイヤの空気圧、変速ギアの調子などを走りながら確認します。なんだか調子が悪いなと思ったら、自転車をチェンジするのが無難です。
変速ギアを使い慣れていない人は、左手のギアでチェーンを真ん中の歯車に入れ、その後、左手のギアは使わないこと。 サイクリング中は右手のギアだけを使い、スピードが出たら重く、ゆっくり走るときは軽く、止まる前も軽く、を心がけて走ると、結構走りやすいですよ。 もちろん、愛用の自転車を持込むのもOK! 北潟公民館の奥や北潟湖畔公園の駐車場に車を止め、そこからスタートです。
「湖畔コース」は、車道を走るところもごくわずかで、どなたでも快適に走れます。 しかし、湖畔の道には小さな段差やくぼみが所々あるので、スピードの出しすぎやよそ見運転には注意。 「健脚コース」は、先月紹介の「永平寺福井自転車道」より距離が長く、その上、きつい上り坂、長い未舗装路があります。 単独行は控えて、数人のグループで走ってください。
国道305号線は、大型車両が頻繁に走るにもかかわらず、路肩部が狭いので、走行時には、十分に注意してください。 旧吉崎道は、見通しのきかない小さなカーブがあり、採土場からのダンプが走ることがありますので、前後からの車に気を付けてください。 両コースとも、途中自転車店はないので、パンク等のトラブルが生じないように注意して走ってください。 また、コンビニはなく、食料を調達できるお店も少ないので、食べ物や飲み物は持参することをオススメします。 準備物としては、風除けのウィンドブレーカー、汗ふきのタオル、飲み物、おやつ(行動食)、着替え用の下着(Tシャツ)、日除けの帽子、日焼け止めクリームなど。
アイリスブリッジ北側にある「北潟湖畔荘」では、北潟湖を眺めながら昼食をとることができます。 また、立ち寄り湯の利用もできるので、疲れた体をあたたかい温泉で十分癒してください。次の日の体に残る疲れ具合がぜんぜん違いますよ。 昼食時間:12:00〜13:30 入浴時間:10:00〜15:00
入浴なら、あわら温泉もオススメです。 北潟湖から、車で10分弱。気軽に立寄れる「セントピアあわら」や、湯めぐり手形を使って老舗旅館のお湯を楽しむこともできます。
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