あそびーのマガジン vol.55
秋の里山探検〜文殊山〜

福井市と鯖江市の間に位置する標高365mの山、「文殊山」。福井から見ると、こぶのように見える3つの峰は、北から小文殊(室堂)、大文殊(本堂)、大汝(奥の院)と呼ばれています。
戦国時代には一乗谷朝倉氏の支城があったとされ、大文殊の下では山城のなごり「掘切」を見ることができます。
また、山に登ると知恵が授かるといういい伝えが残っており、知恵の神様として、今でも多くの人に親しまれています。
整備された登山道の脇には木や花が植えられ、季節の花々や色づく木々を愛でながら、一年を通して山歩きを楽しめる山です。
すがすがしい秋の日に、里山散策に出かけてみてはいかがですか。

散策コースの見どころ紹介
展望台

小文殊と大文殊の間にあり、小文殊からは、長い階段を登りきったところにあります。展望台の上からは、山の北側に広がる福井市街を見渡すことができ、天気がいいときは、遠く日本海まで一望できます。
展望台の下にはテーブルとベンチがあるので、ここで休憩を取られてはいかがですか。
ここから西側(大文殊側)は、カタクリの群生地になっています。

大文殊

展望台から5分ほど、山城の名残である「掘切」を過ぎて、もう少し登ると「大文殊」に着きます。
歴史を感じさせるお堂と、にぎやかに並ぶ石仏が、皆さんを迎えてくれます。
ここからの展望も素晴らしく、真下を走る高速道路の自動車が、ジオラマ模型のように見えます。
天気がいいと、登山者の多くは、このお堂の隣で、この景色を見ながらお昼を取っているようです。

胎内くぐり

大文殊からロープが張られた急な下り坂を降り、もう一度上り返すと、2つの大きな岩が寄り添ってトンネルを形成しているここに着きます。
文殊山に登り、この岩門をくぐれば、智恵が授かり、また、安産の御利益があるといわれています。

奥の院

胎内くぐりの巨岩から数分で、傾きかけた小さな祠に着きます。
ひっそりとたたずんでいる、愛らしさを感じる祠です。

写真をクリックすると別ウインドウで見どころを見ることが出来ます。

二上登山口から小文殊へ 小文殊から大文殊へ 奥の院へ

二上登山口から
小文殊へ

小文殊から
大文殊へ

奥の院へ
 

二上コース
大文殊まで

約 5.4 km
約 2時間10分

(休憩含まず)



大文殊から
奥の院まで

往復 約1.4km
約 45 分

(休憩含まず)

二上登山口駐車場

約1.4km

約40分

大村登山道との分岐

約0.8km

約12分

小文殊(室堂)

約0.5km

約18分

展望台を経て大文殊

約0.7km

約25分

胎内くぐりを経て、奥の院

約1.2km

約30分

大文殊を迂回して、小文殊

約0.8km

約10分

大村登山道との分岐

約1.4km

約35分

二上登山口駐車場
DATA & INFORMATION

注意すること

気軽に山歩きを楽しめる山ですが、服装や持ち物は、山に向いた物にしてください。

 

服 装:

動きやすい長袖のもの。汗をかくので、シャツの着替えがあるといいです。
靴は、底が硬く、くるぶしまでかくれるハイカットの山靴(トレッキングシューズ)が適。
かばんは、リュックや大型のウエストポーチ。

 

持ち物:

奥の院まで往復して途中休憩を取ると、4時間〜4時間半の山歩きになります。1食分の食事と行動食をもって山に入ってください。十分な水も忘れずに。
持って行きやすい行動食は、キャンデー、チョコ、チーズ、ゼリー、ビスケットなど。

二上コースの登山道は、至るところで表土が流出して粘土状の滑りやすい岩盤が出ていますので、登山道が濡れているときの下りは、転倒しないようご注意ください。

距離は若干伸びますが、「大村コース」もオススメです。
比較的緩やかな登山道で、表土の流出の少なく、歩きやすい道です。
大村登山口駐車場(楞厳寺)→ 二上登山道分岐(約1.8km、上り約40分、下り約35分)

大文殊から奥の院へは、急坂を上り下りします。普段山歩きをされない方は、無理せず、大文殊で引き返した方がいいようです。
それでもという方は、大文殊手前で左に分かれている、大文殊下の急坂を迂回することができる小道を通ることをオススメします。

登山道には、「熊注意」の看板が出ています。実際に熊が出ることはまれですが、この時期、蜂が飛んでいますので、くれぐれも登山道から外れて、山の中に入らないようにしてください。

「角原コース」は、登山道に倒木があり、現在通行止めが続いています。


カタクリの群生 3月末から4月初旬にかけて、山中の何ヶ所かでは、赤紫色のカタクリ花が咲き誇ります。
中でも、展望台から大文殊にかけての群生は、見事です。

アクセス 自動車で、JR大土呂駅から東方へ進み、高速道路をくぐって右折、二上町の集落に入り、山の方へ進んでいくと八幡神社の参道があり、その奥が駐車場。(約2.5km、約5分)

食べどころ かつ義

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