あそびーのマガジン

記事内の住所は、取材当時のものです。


 特集
asovino magazine
特集 「越前水仙の花咲く海」

寒風に薫りたつ水仙が、優しく海を見守る里。
写真 おめでたい花として日本人に親しまれ、香り高く咲き誇るニホンスイセンの花。越前海岸はその日本三大群生地のひとつで、切花出荷量は日本一を誇る水仙の名所。
15世紀には時の将軍家に献上された歴史をもち、当地では「越前水仙」と呼ばれるこの花は、実は地中海生まれ。はるか遠くシルクロードを辿って中国へ・そして日本へとやってきたものといわれている。
世界中で愛され、数々のロマンもたたえた水仙の花を、越廼村の人々はいにしえから温かく見守ってきたのだ。
波音轟く海になだれこむように群れ咲く水仙は、
自然の生命力を知恵と恵みに生きてきた人の姿を思わせる。
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荒波に水仙の花けぶる伝説の海辺
荒波に水仙の花けぶる伝説の海辺 「越前水仙の里公園」
水仙ドーム
水仙ミュージアム
漁師が作る食卓は美味至極
漁師が作る食卓は美味至極 夫婦で腕にヨリをかけた
スルメイカの沖漬け
 
越廼村は「越前水仙」発祥の地。勇壮な景観で知られる越前海岸も、ここだけはなぜか優しさやあったかさを感じさせる。
伝説をたたえた海辺には、水仙の魅力満載の「水仙ドーム」「水仙ミュージアム」など、可憐でかぐわしいこの花の全てに出会える施設がそろっている。海岸線沿いに走れば群生地が次々と目に飛び込んでくる。
 

さあ、日本海の海鳴りはるかに想いをはせて、
ひそやかに春を夢見るような水仙の香りに酔ってみよう。


香しい越前水仙の里へ 漁師の食卓を覗き見る

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image ■美しき水仙のヒミツ・博物誌■ image

●世界中で愛される水仙の歴史

私たちには真冬に咲くニホンスイセン、春先のラッパズイセン等がおなじみだが、世界での水仙の人気ぶりはまた格物。古くはエジプト王朝でも栽培され、また文学に最初に登場したといわれる、歴史ある花だ。ギリシア最古の詩人ホメロスもその美しさを“燦然と輝く花”と称え、レオナルド・ダ・ビンチは名画「洞窟の聖母」に描き入れた。世界中の人びとが、冬枯れの中に際立って咲く姿に、生命の復活を感じたようだ。
ことに大英帝国時代のイギリスでは、気高く春を告げる花として貴族に愛され、世界から原種が集められ改良されてきた。現代もヨーロッパを中心に毎年新しい品種が誕生し、ガーデナー達を魅了している。
英国王立園芸協会ではこうした品種の認定を行っており、登録種は2万を超える。協会には19世紀の中央アジアのスイセンの押し花標本も大切に保存されており、ワールドワイドな人気の歴史がうかがえる。
●水仙のルーツはヨーロッパ

水仙はヒガンバナ科に属する多年草。原産地は、夏に高温乾燥期を迎え、多くの球根植物を産する地中海地方(スペイン,ポルトガル,モロッコ等)。その原種は変種や亜種を含めて60種類以上といわれる。
その中で、シルクロードを経て中国に渡り、その後日本の海岸地帯に根付いて広がったのが、数ある品種の中でも最も早く花を咲かせるニホンスイセン(房咲きスイセン)。
水仙の伝来がいつ頃のことかはわかっていないが、越廼村には平安末期に海から流れついた娘の化身という伝説がある。実際、日本の歴史に登場するのは室町時代からだが、安土桃山時代以降は生け花や茶花として、江戸時代には着物や美術工芸のデザイン、俳句の題材等として、その風情が愛でられ、“和の文化”に根付いていった。
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ニホンスイセンの正式名称は、Narcissus tazetta var. chinennsis。
英名・学名のNarcissus(ナルシッサス)はギリシャ神話に由来し、tazetta(タゼッタ)は黄色い冠のような“小皿”、chinensis(チネンシス)は“中国の”という意味。
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●いろんな呼び方、水仙の名前

「水仙」は中国の古典から来た名前。“水の仙人”の意味で、水の豊かなところを好み、清らかで香しく生命力の強いさまからつけられたようだ。15世紀の日本の書物では、漢名水仙華に加えて和名「雪中花」と記されている。“雪の中でも春の訪れを告げる”とは実に優雅な名前だ。
唐の時代の中国では「捺祇(ないぎ)」と呼ばれていた。これは古いペルシャ語での呼び方「ナルギ」と通じ、ギリシア語の「ナルキッソス」につながるという説もある。名前を辿ってみても、シルクロードの遥かな旅がわかるようだ。他に金の盃に銀の台という意味の「金盞銀台(きんさんぎんだい)」、玉のように鮮やかに輝く「玉玲瓏(ぎょくれいろう)」「春玉」「長寿花」「雅客」「凌波子」等の名がある。
●ナルキッソスの神話

川の神と妖精の子・美少年ナルキッソスは、泉に写る自分の美しさに恋焦がれ、やがて水辺を離れられなくなり命を落とす。その泉に見とれるように咲いた花は、冠の先が少年の唇のように赤い口紅スイセンだったという、有名なギリシャ神話の伝説。
この美少年の化身として英名(学名でもあるNarcissus)がついたといわれ,また一方では“昏睡・麻酔”を意味するギリシャ語の「ナルケ」 が名前の由来だ、とする説もある。
実は水仙の球根は有毒。古く中央アジアや中国では外用薬として麻酔や鎮痛等に用いた。
水仙の神話には、この他農業の神の娘が黄泉の国の帝王にさらわれる時落とした涙がラッパ水仙になった(シェークスピア「冬物語」)というものもある。
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イギリスではラッパズイセンの仲間に愛好者が多く「ダッフォディル(Daffodil)」と呼ばれ、
バラやアザミと並ぶ王室の花となっている。
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●水仙にまつわる言葉いろいろ

自分に見惚れてしまった“ナルキッソス”の伝説から、水仙の花言葉は「自己愛」として知られているが、これは口紅水仙のこと。
ニホンスイセンなどの房咲き水仙は「思い出、記念、自尊、尊重」。
「愛に応えて」(黄水仙)
「持って生まれた素質、注目」(ラッパ水仙)
「詩人の心、神秘」(口紅水仙/ポェティクス)
この他「優しい追憶」「田園の幸福」など、清らかなロマンを感じさせる花言葉が並び、ヨーロッパには「天使の涙」と呼ばれる種もある。
●うたに登場する水仙

「其のにほひ桃より白し水仙花」
「初雪や水仙の葉のたわむまで」
「水仙や白き障子のとも映り」松尾芭蕉
「水仙の花の高さの日影かな」河合智月
「水仙の香やこぼれても雪の上」加賀千代女
「水仙や寒き都のここかしこ」与謝蕪村
「真中の小さき黄色の盃に甘き香もれる水仙の花」木下利玄
「水仙は白妙ごろもきよそへど恋人持たず香のみを炊く」与謝野晶子
「花過ぎて 伸びつくしたる 水仙の細葉みだれて雨そそぐ見ゆ」会津八一
●香り高き水仙のシアワセ

部屋に一輪あるだけで、甘くツンとした香りで満たす水仙の馥郁たる香り。古くから高貴な香りとして貴族などに好まれ、キズイセン、口紅スイセン等は現代のブランド香水の調香にも使われている。揮発性が高いスイセンの香りは、精油として取り出すことが難しくとても高価な原料だ。
その香りに、実は秘めたる働きがある。ひとの創造力をつかさどる右脳を活性化させ、左右の脳の働きのバランスをとって“アタマをリラックスさせる”効果があるというのだ(東京医科歯科大学角田忠信教授らの研究)。
どのような香り成分が「利いている」のかは、まだ未解明だが、香りの効能を生活に生かす企業などでも研究が手がけられ、今後の活用が楽しみだ。アタマや心が疲れたときに、水仙の花を飾ってみよう。

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image ■彩りいろいろ!水仙図鑑■ image
ガーデニングで親しまれる多彩な水仙の種類は、1950年より英国王立園芸協会が提唱する12系統の分類がスタンダードとなっている。花の形・色彩・草姿の特徴により、花びらや副花冠(中心のカップ状のところ)の色を記号で表している。
園芸用として改良されたものの多くは球根で増やされるが、中には種子で交配したり増やすことの出来るものもある(8群のタゼッタは別)。さて来年は、どんな水仙がお目見えするんだろう?!

世界の水仙の12系統
1 ラッパズイセン
(Trumpet narcissi)
1つの茎に花1つ。イギリスでダッフォィルとして愛され、突き出したカップがトランペットのように華やか。
※カップ=副花冠(以後同様)
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7 ジョンクィラスイセン
(Jonquilla narcissi)
1茎にたくさんの花をつけ、細長い草姿。花は鮮やかな黄色が多く香りも高く、キズイセンや芳香スイセンともいわれ、香水の原料としても栽培される。原種に近い特徴がある。
2 大杯スイセン
(Large-cupped narcissi)
1つの茎に花1つ。大きくやや浅めのカップを持ち、ピンクなど珍しい色の表れることもある種類。
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8 房咲きスイセン
(Tazetta narcissi)
※ ニホンスイセン(越前水仙)はこの仲間。
房状にたくさんの花をつけ、球根からも数本の茎が出る。原種に近い特徴がある。
3 小杯スイセン
(Small-cupped narcissi)
カップの深さがより浅く、皿状に愛らしく彩っている。
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9 口紅スイセン
(Poeticus narcissi)
1茎に1〜2つの花。小さく浅いカップの先端が赤く染まり、口紅のように見える。香りも高い花で香水の原料としても栽培される。原種に近い特徴がある。
4 八重咲きスイセン
(Double daffodils)
1つの茎に花1つ。カップもめしべもおしべも花弁のようになって八重に重なりフリルのよう。突然変異で生まれたもの。
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10 原種スイセン
 
原種とそれらの形態をもった野生種や自然交配種。多くは高さが15〜40cmぐらいと、“小柄”で“細身”な草姿。野趣に富み潔く可憐な花が見られる。
5 トリアンドルススイセン
(Triandrus daffodils)
房咲きで、雫がしたたるようにうつむき加減に咲く。花びらの先が尖り、反り返り気味に咲き、細長い草姿。原種に近い特徴がある。
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11 スプリットコロナスイセン
(Split-corona narcissi)
新しい品種で、カップが大きくフリルのように裂け、ダイナミックな印象。
6 シクラミネウススイセン
(Cyclamineus narcissi)
花は下向きに、シクラメンのように反り返り気味に咲く。原種に近い特徴がある。
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12 その他
 
1〜11以外の、雑多な野生種や交配種など。
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10 11 12

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個性豊かな原種たち
1)アスツリエンシス
(スペイン・ポルトガル)
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7)プセウドナルキッスス
(フランス・スペイン・ポルトガル・イタリア・イギリス・ドイツ等)
和名ラッパズイセン
英名ダッフォディル
2)ブルボコディウム
(スペイン・ポルトガル・アルジェリア・モロッコ・フランス南西部)
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8)タゼッタ
(地中海沿岸諸国・シシリー島・コルシカ島)
和名フサザキスイセン
※ニホンスイセン(越前水仙)のルーツ。
3)シクラミネウス
(ポルトガル・スペイン北西部)
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9)トリアンドルス
(スペイン・ポルトガル)
4)カンタブリクス モノフィラス
(スペイン・アルジェリア・モロッコ)
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10)ルピコラ
(スペイン・ポルトガル)
5)ジョンクィラ
(スペイン・ポルトガル・アルジェリア)
和名キズイセン
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11)ヴィリディフロルス
(スペイン・モロッコ・ジブラルタル)
6)ポエティクス
(スペイン・フランス〜ギリシャ)
和名クチベニスイセン
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地中海沿岸を中心に野山に自生する原種は60種類ほどあるといわれる。
8,11は開花が早く11月から咲き始め、5,6,10は逆に4月ごろに咲き、春の息吹を告げていく。
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美しい水仙の文化と歴史は、越廼村の「越前水仙の里公園」にある水仙ミュージアムで楽しむことが出来る。数々の原種コレクションには、世界的にも貴重な品種も数多く、時期になればまじかに鑑賞できる。
水仙を愛する“越前水仙のふるさと”として、同村のホームページでもより詳しい内容が閲覧でき、まるで“WEB版博物館”だ。
image ▼越廼村のホームページで貴方も水仙に詳しくなる!
http://www.vill.koshino.fukui.jp/
[水仙に関する情報は『越前水仙の里』メニューから閲覧できます]

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発酵の過程でクラシック音楽を聞かせ、1年間寝かせてまろやかさを出す。
清水町新保地区「青空グループ」の手になる「新ちゃんみそ」は、
地元で取れたコシヒカリと大豆を原料に、減塩無添加で作られています。
今月は、清水町から、
▼▽▼  「新ちゃんみそ」をプレゼント!  ▼▽▼
このプレゼントの募集期間は終了しました。
清水町特産の大豆「えんれい」を使用して作られる無添加みそとして評判の「新ちゃんみそ」。この手作りみそは、昭和55年、新保地区の「青空グループ」が、地場産大豆を活用し、減塩・無添加のみそ作りに励んだのが始まり。市場にこのみそが出回るようになったのは5年後。美味しさを徹底的に追い求めた商品開発の期間が長かった。
古くから、各家に伝えられていた製法をそのまま踏襲。時間をかけ、入念に仕込まれたこの完全無添加みそは、まろやかな味とコクが特徴だ。美味しさの秘密は。「寒い時期に仕込む」という製造法だが、製造中クラシック音楽を流すなど、「発酵にいいとされていることは何でも取り入れる」という姿勢も、美味しさの源の一つと言える。
今月は清水町から「新ちゃんみそ」をアンケートにお答えいただいた方10名様にプレゼントします。


【アンケート】
(1) 清水町についてお聞きします
  清水町と聞いて思い浮かぶものがありますか
  ア はい イ いいえ  
  [          ] [          ] [          ]
(2) 清水町を訪れたことがありますか
  ア はい イ いいえ  
(3) (2)でアとお答えになられた方にお聞きします
清水町で印象に残った場所・食べ物・イベントは何ですか
 [                         ]
(4) このホームページについてどう思われますか。
  ア 満足/役に立つ情報が多い イ まあまあ満足 ウ 不満/役に立つ情報が少ない
(5) (4)でウとお答えになられた方にお聞きします
  どういった点がご不満でしょうか
 [                         ]

応募方法
 葉書またはメールに次の事項を明記してご応募ください。
 (1)郵便番号
 (2)住所
 (3)氏名
 (4)職業
 (5)年齢
 (6)電話番号
 (7)プレゼント名 「新ちゃんみそプレゼント」
 (8)アンケートの答え


※応募者多数の場合は抽選となります。

○宛先
 ▼お葉書の場合
 〒910-0018 福井県福井市田原1丁目13番6号 フェニックスプラザF4
 福井坂井地区広域市町村圏事務組合
   「新ちゃんみそプレゼント係」まで
 ▼メールの場合
 件名を「新ちゃんみそプレゼント係」としてFukui@asovino.netへ送信してください。

○締切
 平成15年1月31日 ※葉書の場合当日消印有効

○発表
当選者への発送をもって発表にかえさせていただきます。(2月中旬発送予定)
 

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